コミックマーケットのサークル数は3万以上ありまして、大半が本を売っています
対してワンダーフェスティバルのディーラー数は2千でその内ちゃんとガレージキットを作って売っているディーラーは、半分もいません
デザインフェスタは、出展者が2万くらいだそうです
何が言いたいかというと、本を作れるというか、書ける人が3万人に対して、手芸やアート作品などを作れる人は2万人で、ガレージキットなどの模型キットを作れる人は1000人もいないということです
まあ、イベントに出ない人も居ますけど、比率としては、だいたいこんなもんでしょう
ガレージキットは、フィギュアを除いては、正確に設計する必要があります、特に近年では3Dプリントの普及によって、デジタルモデリングの技術が必要です
手芸品やアート作品は、感覚で作ってしまう場合が多いので、緻密に設計して作る人は稀でしょう
そして、ガレージキットは、小ロットではありますが、立派な量産品という事です
絵を描いたり、文章を書いたりするのには、設計なんて必要ないですね
売れる、売れないは考えなければ、本なら誰でも書けます
まぁマンガは絵が描けないと無理ですが
だからコミケのサークル人口はこんなにいるのでしょう
ワンオフ物と量産品では、量産品は設計したデーターを作る事で、ワンオフものは、イメージだけで作り上げてしまう事です
ワンフェスとデザフェスの人口を比べると、明らかにイメージだけで作る派が多いのでしょうね
ガレージキットは、キットのパーツの他に組み立て説明書が必要です、これを書けない人はガレージキットを売る資格がありません
ワンオフ物の完成品を作る技術に比べると大分敷居が高いと言えます
このように、人口の差は技術力の差と言えます
物を作るためには、技術は重要です
技術とは、手先の器用さだけではないのです
いかにデジタル技術を活用するかが、現代のものづくりです。
デジタルのものづくりにはCADは必須でしょう
それも2次元ではなく、3次元です
手仕事でアクセサリー等を作るには必要のない事ですが、そういう技術を必要としない故に、人口も多いのでしょう
人は、何がを作る事で発展してきた歴史があります、物を作る事も人間の本能なのかもしれませんが、大半の人が物を作るより絵や文章を書く事の方が得意なんでしょうね、物を作るのも、機械を使って量産するデーターを設計するより、イメージで作り上げてしまう方が好きなのでしょう
でも、世の中は量産品で成り立っているのですよ
量産品を設計できる技術を磨きたいという人って少数派なんですね